ストックヤード(Stock Yard)とは、コンテナの集積場と訳し、業務内容は船社ターミナルの渋滞回避 待機時間解消・軽減、あるいは周辺地域の環境保全、交通の安全を目的とし六甲アイランド及びポートアイランドで、運営されている施設であります。
歴史は平成16年に「よみがえれ神戸港推進委員会民間17団体Jが定期的な待機時間に対する人件費・燃料費・時間の無駄が全て業者負担であり対応限界を超す状況を解消すベく神戸市・船社ターミナルへの改善検討要求から論議され承認を受けた構想から生まれ平成16年10月より準備期間を経て平成17年1月より本格始動したシステムで、運営は当協会が行っております。
使用手順は六甲・ポートアイランドストックヤードオープンの案内を確認し、搬入申込書しに必用事項を記入の上、協会事務局に当日16時30分迄に申し込む。コンテナは危険品・冷凍品を除き17時まで搬入を受付ける。ストックヤード搬入のコンテナは船社ターミナルと打ち合わせの上、協会手配のハウストラッカーが船社ターミナルまで搬送します。
神戸港活性化の目的により、港湾交通の安全・事故防止、違法駐車撲滅、慢性化している輸出コンテナ搬入時の滞留や、それに伴い滞留車輔よりの排ガスによる周辺環境対策として実施する事となりました。
現状では、船社ターミナル前に空コンテナピックアップや返却、実入コンテナの搬出入の為、長蛇の列となり、その待機時間は数時間以上も要する事もあり、運送業者にとって大きな負担だけでなく、交通事故や住民からの公害問題に発展してきており、その解消のため、搬入待機で滞留したコンテナをストックヤードに一時保管し、夕方から集中的に搬入するものであります。
又、設立に当たり、神戸港活性化17団体、(みなと総局、船社、ターミナル業者、運送業者も含む)が夫々弱点を痛みわけ補い合う事を主として立ち上げたものであり、以下、具体的にその効用を記述いたしますと、
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神戸市みなと総局よりポートアイランド・六甲アイランドでストックヤード管理運営委託を受け、船社ターミナルと打ち合わせの上ストックヤード搬入コンテナを船社ターミナルまで搬送するハウストラッカーの手配を始め、ストックヤードの運営を行っている。
- 船社、ターミナル業者には渋滞する曜日を選定し、ストックヤードから輸送されるコンテナをヤード搬入混雑が解消と判断される時間をターミナルと合せ集中搬送することにより、昼間の渋滞が緩和され輸入コンテナ荷渡し等に作業集中が可能となります。
- 運送業者はヤード搬入する輸出コンテナをストックヤードにオンシャーシで切離され、搬入が終了する迄の間、シャーシは置いたままになりますが料金は無料とし、ターミナル手配車輌で時間外に搬入させる事により、運送会社の待機時聞が解消され昼間に別の作業が可能となり運行効率を上げる事が出来ます。
■実施曜日(ストックヤードの有無は当日判断になります。)
・ポートアイランド |
KICT (月・水・木・金) 上組(水・木) |
・六甲アイランド |
NYK(火・金) 三井(木・金) M'SK (金) |
※コンテナはドライコンテナのみで、危険品、容大品、冷凍コンテナーは除外。
運用システムは利用予約を予約票で当日13:00~16:30迄にFAX.にて受付。17:00までにストックヤードへのコンテナ搬入と、船社ヤードに移送后の空シャーシの速やかな引取りを利用基本条件としている。